遠いなにか
(火星は遠いの?)
高校生には遠い
あのロケット打ち上げの夜の涙
映画の中の種子島
誰かを想って泣くことなど
残虐な人が多すぎて
かわいい犬を想って泣くことになる
それでも
遠くに「いる誰か」を想うということ
(、、、遠くには「いる」んだ
どこにもいないのに?
もう?)
あの映画の結末は覚えている
秒速5センチの桜の話も
もうすでに
誰もいない
踏切の向こう
その後の世界
誰もいない
ことを知っていて
それでも
あの場面(シーン)を
あの
踏切が上がって
「誰もいない」のを見る
あの瞬間を
繰り返す
映画を観るということ
「瞬間」
そして
誰もいないということ
それを知っているということ
知っているけど
それでも
なんどか繰り返して観る映画というもの
結末は知っている
誰もいない
「誰もいない」のを
One more time
今夜
見てみようと思うこと
それでまた
なにか
違うことを思う
(違うなにかも見た!)
ラストシーンを覚えているあの映画を
もう一度
今夜
見てみようと思うこと
桜の散った世界
踏切の向こうに
「誰もいない」世界
願いは叶わない
繰り返さない命
残虐さ
破壊
それでも
あのラストシーンを見るということ
踏切は上がる
そこには誰も人がいない
電車は通り過ぎた後
(それは知っているのに!)
それでも
あの踏切の
ラストシーンを「見たい」と思うこと
そして
relaxmaxは
もう忘れてしまった
いくつかのディテールを「もう一度」見る
人は
忘れてしまうということ!
そして
「誰もいない」と覚えているということ
そこには誰もいない
(知っているのに?)
そして
違うこどもたち
違うラストシーンを
歩いて行くこどもを、、、
(どうしてだろう?)
それでも探す
「本当の!
あっちの
ラストシーン!」
(誰が本物を隠したかった?
誰が本物を盗みたかった?)
本当のラストシーン
(人はだれもいない「あの踏切」
の向こう側)
向こう側に歩いていく
その前に
-
−
永遠に平和
火星
水
鏡
優しい雨
そして風は吹く
−
桜の木の答えは「いい答え」
一瞬について考えるrelaxmax
桜の咲く「目で見える速度」=季節
「自然」を「そのまま」に
(、、、桜の木の答えの「いいこと」!)
桜の花びらの「速度」のあの映画についても考える、、、One more chance?
(でも、、、あの踏切の向こうに人はいなかった)
それでいいという映画の「終わり」=人がいないということ
−
向こう側に歩いていく
「永遠」の枯山水