天において神が命じた唯一の命令
神が
預言者ムハンマドとその追従者たちに命じた
一日五回の礼拝
その他すべての命令は
地上において下された
神の唯一性
信じる者たちへの
神による贈り物、礼拝
神はこの贈り物を
預言者ムハンマドに授けイスラームの追従者へと伝えた
大いなる祝福と恩寵
贈り物 一日五回の礼拝
神との架け橋を築く
築くこと 維持すること
「つながり」を意味する語根
「サラー」
神は
預言者ムハンマドとその追従者に
一日五十回の礼拝を命じた
預言者ムハンマドが天から降りる時
預言者モーゼの前を通りかかった
「五十回」
驚いたモーゼ、即座に
「あなたの主の元に戻り、減らしてくれるよう頼みなさい。」
預言者ムハンマドは五十回を受け入れた
偉大なる預言者モーゼは
いかに人々が宗教的義務の履行について反応するかを熟知していたので
預言者ムハンマドの追従者たちが
そんなに多くの礼拝をすることが出来ないであろうことを確信
預言者ムハンマドには知識が
預言者モーゼには
より多くの経験があった
預言者ムハンマドは
長兄の助言を聞き
神の御前に戻り軽減を求め
神はそれを十回減らし、四十回とされた
預言者モーゼは
何が起きたか尋ね
更なる軽減を求めるよう促す
義務の礼拝が五回になるまで
このやりとりが繰り返された後
預言者モーゼはこう言って
さらなる軽減を求めるよう促す
「ムハンマドよ、私は人々のことを知っている。あなたの共同体はそれに耐えることが出来ないだろうから、再び戻ってあなたの人々の重荷が軽減されるよう求めるのだ。」
預言者ムハンマド
「いいえ。」
さらなる軽減を求めることに恥じらいを感じ、五回の礼拝で満足している、と
すると
どこからか声が響き渡る
「礼拝は五回まで軽減されたが、その報奨には五十回分が与えられるだろう。」
五回の礼拝
一部の人々にとっては困難だったとしても
「つながり」を確立し、主との面会を信じる人々にとっては容易である
神は明確にされた
預言者ムハンマドの追従者たちの方が
審判の日により数が多いことを知って
預言者モーゼが涙した
競い合うのは
「善行」と「公正さ」
その後、預言者ムハンマドは
メッカの聖マスジドへと降りる
奇跡の夜は
神の慈悲によって終りを迎える