火星の空を映す目
家族旅行ロケットが火星に着いたあの日
あのロケットはもうない
地球からはるばる
火星でヴァカンス
百万年
“A million years”
火星の気象予報士が
作り出した暑い沈黙の夏
パパはなんだか喜んでいるみたいだった
白い砂漠 青い砂漠
鳥が飛んでゆく
「ロケットだと思ったのに」
深海の空
地球と戦争
ああ!僕の誕生日に始まった戦争?
地球の!夏の放課後
どこかで遊ぶこどもたちと、、、「戦争」?
地球人たちのロジック
常識
よい政府
平和と責任
そんなものが宇宙の
空の上のあそこに?
(火星みたいに?)
そんなもの
この先あるわけない
「たぶん」
(あったこともあった?)
僕たち地球人は
平和やいい政府なんかが
あったフリして生きてきたんだ
地球に、かつてそれらが存在していたことがあったと、自分たちを騙して生きてきたんだよ
銀のリング魚が浮かんでどこかへ
ちょうど戦争みたいに
戦争も泳ぎ進んでいく
“一瞬”の後
どこかへ行っちゃったの、地球?
いつかの未来のおとぎ話として
でもそれは
一度
1999年に時が追いついた
そして次は2030年に、、、
いつかの未来は
いつもやって来てしまう!
未来の破滅
地球がどこかへ行ってしまう
火星の太陽が空気を膨張する
「たぶん、今夜」
失われた火星人?
夢を見ること
真夏の白昼夢
真夏の夜の夢
何百万マイルもの道のりを
やって来たガンとそのロケット
休暇?
廃墟の火星人の街、ほとんど死んでしまった彼ら
「ただ、ロケットを爆発させただけ」とパパは言う
「A game」
「この言葉は好きか?」
パパが僕たちに聞く
さっき消えた地球からの無線ラジオ
地球の他のすべての世界中のラジオステーションは消えてしまった
これからの世界の沈黙
空気は完璧に沈黙した
太陽はすでに沈んでしまった
遅い日差しの中、跳ねる水
A city Martians in it?
地球の消滅
こんなにも
すでに火星の街は空っぽ
どこかにあるの?
火星人のいる街なんて
2057?そんなものない「ディストピアな地球」の小説を書いている最中のrelaxmax
いつもの暑い大阪の昼間
ロケットがかつてあった場所
空虚を聴け
ロケットはもうない
地球ももうない
致命的な啓示とピクニック
「発見と啓示」?
あのグリーンタウンのノートには書いていなかったの?
涙を拭い
10分間だけ泣いていいとパパは言う
空っぽの火星は
「すべて僕たちのものだ!」
とパパは言う
そんなゲームをパパとする
どこかへ行って
「ひとりきりで」泣いていい、とパパは言う
10分間泣く
その10分を思う!
誰かが火星で泣いている
「ずっと未来で」
今でもまだ
ただの家族でお出かけと思っている!
火星に太陽が沈むのを見る
沈黙の街と囁き
ファミリーロケット、月旅行用、火星ではなく
20年貯金してパパが買ったロケット!
火星へピクニック?
地球では
すべてが終わってしまうのを見た
それがパパが見たもの?
地球の最後の瞬間?
「だから」
「もう二度と地球へは帰れないんだ」
あったら?ロケット!
帰りたくなっちゃうと思ったの?
パパが吹き飛ばした僕たちのロケット!
夜が素早くやって来て
炎が小さな手紙に触れた
宗教的偏見?
それとも戦争の概況?
燃えてゆく地球のそれら
その時が来た
もしも
その一部しか
君たち地球の子どもたちに
伝わらないのだとしたら
地球人の生き方を燃やすパパ
僕たち地球人には早すぎた
それは
すでに起こってしまった
地球の消滅
「まだ」現実の地球は「ある」
消えてない2026年の地球の上でこれを書いているrelaxmax
火星人はまだいない
戦争は大きくなって
地球を殺してしまった
1950年から「ずっと先の未来」にいる
未来人relaxmaxは
ブラッドベリのペーパーバックを読む
地球の上で
まだ見たことない
あの懐かしい火星人の顔を見る
ブラッドベリの想像力の地球
そしてあの空のどこかに赤い惑星が
沈黙したラジオ
逃げられないものから
逃げること
地球は消えた
いつも!
「それはずっと先の未来」で地球は、、、なくなってしまう!
そして時は
いつも追いつく
もうロケットはない
小さな熱い灰はすぐに風にさらわれてしまう
最後の地球の紙
地球の地図
紙でできたあたたかな黒い蝶
夜がやってきて
そして、星たちが
夜の鳥と火星の廃墟
水鏡に映る火星人たち
今日もまた
あの本の中で出会う
初めて見る火星人たち
見慣れたなにかは
火星の水の中
どう「その目」には映るの?
火星の空は知っている?
火星の二つの月は?
火星に湖はあるの?
その火星の夜空には燃える緑の地球が「ホントニ」!あるの?
relaxmax
Stared back up at “me”
火星のこどもたちを
「その火星の水」に見るrelaxmax
長い長い沈黙から
その波たつ水面から
1950年の「もっと先の未来」
いつか!
「その遅さ!に追いつく」破滅の人類
百万年ピクニック
「パパ、火星人はどこ?約束したじゃないか」
それは、いつかの未来の10月だった