宇宙から
星たちを吹き消してしまえ
地球上の
古きよき昔の日々
万の偉大な戦争と
火星の長い夜
地球が緑に燃えている
ただ
僕と彼らだけ
この火星という惑星全体に
生きているものは他にはなにもない
望遠鏡は「それ」を知らなかった
宇宙の彼方へ
ロケットに乗って
木製の十字架4つと名前
生きていて欲しかったものたちの名前
涙は
火星の目には浮かばない
それはずいぶん前に乾いてしまっていた
あの黒い空を探索せよ
「ひたすらずっと待ち続け、探し続けよ」
「そうして
ある夜、もしかすると」
「小さな赤い炎が」
「昨夜まで
そこになかったのに」
「いい知らせがある」
「ロケットがやって来る」
「僕たちみんなを迎えに来て
ホームの地球へ連れて帰ってくれる」
朝にはロケットが
この火星にやって来るの?
静かに泣け
熱と光
「今」地球で何が起こっている2026?(戦争?暑すぎる夏?地震?、、、それとも)
宇宙で目撃された
残された彼ら
アメリカが破壊されたの?(アメリカが他の国になにかやったのでなく?)
「一緒に過ごした
長い宇宙の待ち時間」
「いちばんいい服を着て」
ロケットが着陸する
火星を2周し
木星、土星
そして海王星へ行ってからここへ
火星はほとんど死んだも同然だ
生きている火星人は一人もいなかった
何があったにせよ、地球を見よ
ラジオのウェーブとラテン語の声
君はここへ来た
僕を地球へ連れて帰るため
ある意味
僕たちはとても「リアル」だ
誰か一人いなかったとしても
サヴァイブなんて出来なかった
風と静寂の中
君を「一人きり」ここへ残し
冷たい星たちが燃える
火星の塵が渦巻く
風が轟音をたてて
通り過ぎてゆく
この日のため
これまでの年月を生きのびた
「この日」の死、ひとつ増えた十字架
長の年月と、秘密と
未来の来るべき年年
とくになんの理由もなく
relaxmaxは
夜夜
外へ出て火星から空を見上げる
彼女は
長い間
両手を上げたまま
緑色に燃える地球を見つめる
どうして空を見ていたのか
relaxmaxは知ることはない
風がやって来る
火星の夜が空から星たちを吹き飛ばしてしまう!